感染症の流行で、家にいる時間がとても長くなりました。
日々の食事も家で食べるようになり、お酒も家で飲むようになった方も多いのではないでしょうか。
自分もまさにそうで、家で晩酌する機会が増えました。
(一時期、晩酌をかなり減らしていたのですが、そういう意味では、リバウンドですね・・・)
晩酌と言えばいろいろ。ビールに日本酒、ウイスキー等々。そして我が家の晩酌と言えば、一升瓶の白ワインです。
家での時間が増えて、いろいろな一升瓶の白ワインを試したので、まとめてみることにしました。
※お酒は二十歳になってから。また、飲み過ぎにはご注意を。
一升瓶のきっかけ
もともと、いわゆる「日本ワイン」(日本産のぶどうで、日本のワイナリーで作られたワイン)が好きで、家でもよく飲んでいました。
(日本ワインを好きになったきっかけは、また後日書きたくなったら書いてみます)
ただ、メイドインジャパンの宿命、日本ワインは海外のワインに比べて割高なのです。
家での時間が増えてから、日本ワインを買う機会が増えてきて、お財布的にもちょっと厳しくなってきたのでした。
一方で、大容量の一升瓶ワイン。だいたい、普通のワインの約2.5倍くらいの量です。
一升瓶のワイン自体が比較的安いデイリーワインだというのもあるのですが、量が多いのもあってちょっと割安。
値段の幅が広いので単純比較はできないものの、
- よくある日本ワイン;720~750ccで2,000円前後
- 一升瓶ワイン;1,800ccで約2,000~3,000円
という感じだったりします。
それである日、とある日本ワインの一升瓶をAmazonで買ってみたのでした。
自宅にどしんと鎮座する、大きな一升瓶。
存在感はなかなかのものでしたが、飲んでいると意外と良くて、リピートすることになった次第です。
良いところ、悪いところ
そうして我が家は一升瓶ワインをリピートしていますが、良いことばかりではなく、もちろん悪いところもあります。
良いところ
まず、良いところは大きく4つ。
- 比較的安い
- 数日間楽しめる(買う手間が減る)
- 飲みやすいワインが多い
- 普段の食事に合う
一升瓶ワインを買ったきっかけは「お値段」だったのですが、1回買うと数日間は同じワインを楽しめるので、買いに行く手間が減りました。
飲む前は「安いワインだから、どうなんだろう」という先入観がありました。実際飲んでみると飲みやすく、丁寧なつくりのワインも多く。
また、いわゆる安いデイリーワインで、なおかつメイドインジャパンだからでしょうか、いつもの食事に合います。幅広く、さりげなく。
悪いところ
一升瓶ということで、でかいのが難点。
- 置き場に困る
- 冷蔵庫に入れにくい
- 日数が経つと酸化してしまう
- 飲みすぎる
我が家は狭いマンション住まいなので、一升瓶の置き場に困ることもあります。
白ワインなら冷やして飲みたいところですが、家庭用の冷蔵庫に一升瓶は入れにくい。冷やして飲むには工夫が必要です。
また、量が多いので数日間かけて飲むのですが、ワインは栓を開けると徐々に酸化して、酸っぱくなってきます。これまた工夫が必要。
飲みすぎ注意、というのもありますね・・・工夫はどうしましょう、各自でお願いします。
工夫する
冷やして飲みたいときは、小分けにして冷蔵庫に入れるしかなさそうです。
我が家はデキャンタを使っていますが、ペットボトルとか、空いた普通のワインボトルとかでもいいのではないかと。
寒い季節は寒い部屋に一升瓶を置いておく、というのもいいですね。
また、酸化を防ぐには、ワインセーバーがあると便利。空気を抜いて、瓶の中を真空状態にすることで、酸化を防いでくれます。
スーパーのワイン売り場の近くで売られていることも多いです。
一升瓶の白ワインいろいろ
それでは、これまで自分が試してきた一升瓶の白ワインを紹介していきます。
種類が多く、全ては試していません。まだまだ奥の深い世界。
このページで取り上げているワインの条件は、以下の通りです。
白ワイン、甲州ぶどう、辛口、国産原料、というのは単に自分の好みですが、ふだんの食事に合わせやすいワインばかりです。
もちろん、赤ワインや甘口ワイン、海外産の原料をブレンドしたワインもあります。詳しくはリンク先のオンラインショップでご覧ください。
価格は2020年12月時点の公式オンラインショップのもので、消費税込みです。
シャンモリ 山梨県産葡萄使用 甲州(盛田甲州ワイナリー;甲州市)
2,640円。フルーティで飲みやすいワイン。
一升瓶だけではなく720ccのフルボトルもあります。
このフルボトル、スーパー等で見かけることも多いので、いきなり一升瓶はなぁ・・・という方も、まずはフルボトルで試すのも良さそう。
公式のオンラインショップは5,000円以上で送料無料。
たいていワイナリーのオンラインショップは10,000円くらい買わないと送料無料にならないので、ちょっと嬉しいところですね。
ちなみにAmazonでも購入可能です。
甲州辛口(蒼龍葡萄酒;甲州市)
蒼龍葡萄酒は、比較的お手頃価格のワインをたくさん作っています。スーパー等でも蒼龍葡萄酒のワインを目にする機会は割と多いかも知れません。
お値段は1,980円。甲州100%の一升瓶ワインの中ではかなり安い方かと思います。
Amazonでも購入できるので、1本だけのお試し購入がしやすいです。
セレクト白(蒼龍葡萄酒;甲州市)
蒼龍葡萄酒は商品の種類が多く、甲州100%の一升瓶ワインも2種類あります。
値段は「甲州辛口」と同じ、1,980円。こちらは「やや辛口」になっています。
Amazonでも購入可能になっていますが、Amazonでは少し値段が高いようです(価格はよく変動しているので、1,980円の時もあります)。
山梨県に旅行で行って居酒屋さんに入り、グラスワインを注文した時に何度か出てきました。
蔵 白(くらむぼんワイン;甲州市)
2,800円。丁寧に作られているのを感じます。個人的には、一番購入頻度が高いです。
くらむぼんワインは100年以上の歴史を持つ小さな会社ですが、山梨県外ではここのワインを目にする機会も少なめ。
山梨県に買いに行けない今は、もっぱらオンラインショッピングで購入しています。
オンラインショップの商品説明では、このワインに合う料理が詳しく書かれており、参考にしつつ、いろいろな料理に合わせて楽しんでいます。
甲州辛口(あさや葡萄酒;甲州市)
この会社も大正時代の創業で、歴史のある小さな会社です。
山梨県外で目にする機会は少ないものの、比較的ワインのお値段もお手頃で、美味しいワインが揃います。
一升瓶ワインも何種類かあり、中には1,430円というものも。
甲州ぶどう100%の辛口白ワインは、2,750円です。
時々Amazonで売られていることもあり、1本からお試しで買いやすいのも嬉しいですね。
甲州辛口(モンデ酒造;笛吹市)
コンビニや駅の売店などでもよく目にする、缶ワインで有名なワイナリーです。
こちらの一升瓶、お値段は2,440円。このページで紹介している一升瓶の中で一番好きなワインのひとつです。
値段と味のバランスが良いのがお気に入りです。
一升瓶ワインって、安くなると果実味よりアルコールの香りが目立ってくることも多いのですが、このワインは果実味もあって爽やか。
モンデ酒造は石和温泉の温泉街の近くにあり、温泉宿に泊まったついでにワイナリー訪問ができるのも楽しいところ。
いつか現地に再訪したいです。
南野呂 甲州(ルミエール;笛吹市)
こちらは3,520円と、このページで紹介した他のワインよりちょっと高め。
ただ、基本的にはワインの美味しさは値段に比例すると思っており、満足できる1本です。ちょっとピンクがかった、チャーミングな色合いです。
ルミエールのワイナリーは山梨県の笛吹市にありますが、都心(千代田区)にも小さな直営店があります。
ソレイユ・クラシック白(旭洋酒;山梨市)
山梨市の小さなワイナリー、旭洋酒の一升瓶ワイン。
オンラインショップでは、一升瓶は2本からの購入になっています。お値段は2本で4,950円。
山梨県外で買える店もあまり知らず、自分の中ではレアなワインという位置づけだったのですが、先日公式のオンラインショップを発見。
便利な世の中になりました・・・
オンラインショップに書かれているワインの説明が丁寧で、合う料理の紹介も参考にしています。
ということで
普段の夕食のお供になっている、甲州ワインの一升瓶についてまとめてみました。
自分が一升瓶を買うようになったのは、感染症の流行で家での時間が増えたのが大きいです。
一方、山梨県のワイナリーも感染症の流行で厳しい状況にあるようです。
[ふるさと納税ドキュメンタリー]世界に誇る山梨ワインの危機 ~山梨県笛吹市~
ワイナリーが取引のある飲食店も、お客さんの激減、営業時間の短縮、休業などで苦しく、ワインが売れなくなってしまったとのこと。。
ワイナリーを応援したい、という思いもちょっとだけあって、オンラインでワインを購入するようになりました。
また、これまで山梨県外で買うのが難しかった小さなワイナリーがオンラインショップを開設するようになり、買いやすくなってきましたのも嬉しいところ。
オンラインショップや、ワイナリーのTwitterアカウント等を見ると、コスパのいい一升瓶が結構売れているようです。巣ごもり需要なのでしょうか。
さて、山梨県には大小数十社のワイナリーがあり、このページで紹介していないワイナリーでも一升瓶のワインを作っています。
今回割愛したワインや、今後飲んでみたいワインもあるので、またこのページに追記していければいいな、と。
このページを読んでくださったあなたが、ご興味を持っていただけると嬉しいです。
それでは、またいずれ。