自分は会社員なのですが、仕事をしていて一番コンディション維持の難しい時期が6月だと思っています。
そういう要素もあるのかもしれません。
社会人になってから、激務が理由で6月に体調を崩して少し長めの休みを取った経験があります。それから6月がちょっと怖くなりました。
その次の年から、6月に休暇を取ったり、6月は残業を少なくする等して気をつけていたのですが、6月が来るとこうして思い出します。
今は当時から10年以上経過しており、なおかつダウンせざるを得なかった環境とは全く違う場所にいるのですが、でも、思い出してしまうわけで・・・
理由を考えてみる
6月になると、何故そうなったのか考えるのですが、今回文字にしてみようと思った次第です。大きく分類するとしたら以下の3つだと思われます。
- 仕事のミスマッチ
- 上司や同僚との関係
- 長時間労働
仕事のミスマッチ
自分が当初希望していた部署に行けずに、不本意な部署にいた時で、やりがいを見出すのが自分的に難しかったところでした。
以前であれば「不本意な配属でもそこで頑張れば芽が出るはずだ、石の上にも3年」的な考え方がスタンダードだったのだろうと。
今の時代ってどうなんでしょう?もしかしたら、若い世代の方であれば「不本意な配属ならとっとと辞めて次に行っちゃいましょう」的な価値観の人も多いのでしょうか。
上司や同僚との関係
上司との関係はあまり良好ではありませんでした。
- (恐らく)担当業務のノウハウをあまり持っていなかった
- 勢いで仕事をしてしまいがちなタイプ
という上司でした。(今、こうして言葉にしていて気づきました)
そのため上司に相談しても答えを得られることはなく、対処できない問題がどんどん増えていったような記憶があります。
また、チームとして動いていたので、上司以外にも周囲に人はいたのですが、
- 自分と近い経験値の人ばかりだった。
- ケガ、契約解除等で周囲から人がどんどん減っていった。
という状況でした。
長時間労働
結果として長時間労働が当たり前になっていきました。
当時は新人に近い年齢の頃で、いわゆる「デスマーチ」的なシステム開発プロジェクトにいた時でした。
朝9時から終電の時間まで毎日働き、やがて土日も同じ時間働くようになっていたので、残業時間はかなりのものになっていたと思います。
ダウンしてしまいましたが、復帰後に残業手当が清算されたのは、一応の救いだったのかもしれません。
対策を考えてみる
今は「働き方改革」というキーワードが当たり前に使われるようになりましたが、今でも仕事でしんどい思いをされている人は多いだろうなと思います。
そのまま消耗していかないように、自分がやったのは、
- 社内;他部署の人に相談する、異動を模索する。
- 社外;カウンセリングを受ける、医療機関を受診する。
というところでした。
社内でやったこと
自分の置かれた状況については、他部署の人に相談していました。もちろん最初は直接の上司に相談したものの、あいにくあまり好転しなかったのです。
その際、ダメ元ではありましたが、異動したいということも伝えていました。直接の上司にも異動したい旨の話は時々していました。
幸か不幸か、自分がダウンした後、復活とほぼ同時に異動することになりました。まあ、見切りをつけられたのだと思いますが・・・
社外でやったこと
当時の会社が外部のカウンセリングサービスを契約していたので、そこに相談していました。
最初は相談のメールを送り、その返信で「面談の日時を取りましょう」と言われ、休日出勤の合間に、都心のカウンセリングルームへ。
カウンセリングで覚えているのは、話をしているうちに不覚にも涙が出たのと、カウンセリング中に職場から何度も携帯に着信がきていたこと。。
また、胃腸の調子がすぐれず、頻繁に吐き気がしていたので、カウンセリングを受けるのと同時に、 自宅近くの病院を受診もしていました。
おわりに
そんな風に、若いころに仕事上で体調を崩して、6月に長い休みを取ることになったのですが、それから10年以上がたち、その教訓は一応生きているようです。
休んでしまうと信頼も失ってしまいますし、再スタート時にある程度振出しに戻ってしまうのですが、時間をかけて取り戻すしかなく、実際に取り戻した実感もあり。
一番大事なのは自分自身なので、変に無理をして自身の心と体にダメージを与えてしまわないように・・・やばいな、と思ったら早めにSOSを出して欲しいなと思います。
6月はそんなことを毎年のように思い出しては考えているので、今回こんな風にブログの片隅で記事にしてみました。
しんどい思いをされている方が偶然、これを読んで、何かのきっかけになったり、少しでもいい情報になったり、気持ちが楽になるようなことがあれば、嬉しいです。