life is tiny, sometimes journey.

ささやかな暮らし/時々旅へ

NICU(肉ではなく)

少し前に、うちの子供が"NICU"(新生児集中治療室)のお世話になりました。今回はその時の経験をまとめておくことにします。

自分自身、NICUのお世話になるのは初めてのことで、不安になって"NICU"というキーワードで検索してはみたのですが、検索結果の多くは"肉"に関するもの。

肝心のNICUについて知ることが難しかったのです。

 

NICUの搬送まで

NICUは、新生児が入る集中治療室です。

そう、先日子供が生まれてきてくれたのですが、体調がすぐれないとのことで、生まれた産婦人科の医師の判断で、生まれてすぐ、提携している大病院に転院になりました。

生まれた産婦人科は、家から近いことで選んだ、小さなところだったのです。

転院と言っても、もちろん赤ちゃんはひとりで何もできないので、大病院へは救急車での搬送でした。

妻は出産直後で入院中の身だったので、救急車の付き添いは自分がしました。救急隊員さんと、産婦人科助産師さんと、自分です。

救急車って本当に赤信号でも通り抜けていくんだなと、妙に感心しながら乗っていたのを覚えています。まだこの頃は、少し心の余裕がありました。

救急車が大病院に到着し、エレベーターでNICUのフロアへ上がります。

子供がNICUに運び込まれていき、同行してくださった産婦人科助産師さんとも別れました。

その後でやってきた大病院の看護師さんから問診票のような書類を受け取り、NICUの外で記入します。

その間、子供は血液検査やレントゲン等の検査を受けていたようでした。

 

入院手続き

書類を書き終えてずっと待っていたのですが、なかなか呼ばれませんでした。

待ちきれなくなってNICUのインターホンを押し、自分から書き終えたことを連絡すると、看護師さんが来られて、そこで初めていろいろな説明を受けました。

  • NICUへの入り方。面会には制限がいろいろあります。手の消毒も必須です。
  • 休憩スペースや食事場所のこと。ちょうどお昼時だったのです。
  • 費用のこと。新生児の医療には自治体の助成があり、自己負担額は少額で済むとのことでした。

取り急ぎ、案内された休憩スペースで簡単な食事を取りながら、子供の検査が終わるのをひたすら待ちました。

ようやく呼ばれてNICUに入り、医師の説明を受けます。数日間から1週間程度の入院になりそう、とのことでした。

その後、点滴やセンサーなどがあちこち繋がれた子供と会い、事務の窓口で入院手続きをしました。まだ子供の名前も決まっておらず、戸籍も保険証もありませんでした。

行ったり来たりの日々 

出産直後だったので、妻もまだ産婦人科に入院していました。

そのため、妻の退院までは、自分が自宅と妻の入院先と子供の入院先とを行ったり来たりする日々。

NICUには基本的には両親しか入れないので、妻の入院中は自分が主に行く必要があったのです。会社員なので、上司に相談し、休暇を取りました。助かった。

その間、職場では他の人にバックアップしてもらえました。普段から自宅から会社のメールチェックはできるようにはしていましたが、疲労もあってできず・・・。

産婦人科に入院していた妻も早い段階で外出許可をもらうことができ、交代で大病院に行くようになりました。(ちょっと無理をしつつだったのでしょうが) 

妻の母乳を産婦人科で冷凍してもらい、それを大病院に送り届けます。

上の子が保育園に通っていたので、そのお迎えも対応していました。これが結構こたえたのでした。

退院時期未定の日々

そうして1週間ほどが経過しました。妻も産婦人科から退院し、自分も仕事にいったん復帰しました。昼は妻が、夜は自分が面会に行っていました。

が、退院のめどが分からない状況でした。主治医が多忙だからなのか、入院以来、主治医の話を聞くタイミングがずっとなかったのです。

ある日看護師さんから「そろそろ退院できるかもしれないですね」と言われて、退院の段取りを相談したことがありました。

その後、もう少し経過を見たい、という主治医の判断があったことを聞き、退院は延期になってしまいました。ここは結構メンタル的にきつかったです。

赤ちゃん自体は日に日に回復してきていて、そろそろかな、とは思っていたのですが。

そして退院へ

ある日の夕方、仕事帰りに面会に行ったとき、看護師さんに無理をお願いし、ようやく医師の説明を聞くことができました。

そこで退院の目安が分かり、ゴールが見えてきました。子供のあちこちについていたチューブやモニターもほとんど取れて、NICUから"GCU"に移りました。

GCU、というのは、NICUにいる子供より症状の軽い子供が入る部屋です。

そうしてとある週末のお昼前に退院。

最後、お金の請求関係でちょっとした手違いがあり、全額実費で目が飛び出そうな金額を請求されそうになりましたが、再確認して、必要な額のみ支払いました。

今、子供は家で元気よく泣いています。

f:id:yu-snfkn:20180627224038j:plain

注意点など

あくまで自分のお世話になった大病院の事例ですが、注意点等をまとめておきます。

  • NICUは24時間、日付を問わず両親の面会が可能でした。仕事帰りに寄って、子供の寝顔を見てから帰る日々でした。
  • 基本的には、面会可能なのは両親のみでした。祖父母も一応麺かい可能だったのですが、面会時間、人数、親の同伴必須等、制限がありました。
  • 出産直後は母親は入院中なので、動けるのは父親のみです。
  • 医師も看護師さんも多忙なので、何かあったら自分から声をかけたほうが良いです。声を掛けたら、皆さん親切に対応してくださいました。
  • 自分の自治体は、入院に関する医療費はほとんど発生しませんでした。かかったのは、主にオムツとミルクの費用です。
  • 出生届の提出より入院が先だったため、名前も保険証もありませんでしたが、親の保険証があれば、とりあえずは凌げます。後日、子供の保険証と乳児医療証が必要になりますが。

何かの参考になれば幸いです。