少し前に、お祓いに行ってきました。厄年期間中なのです。
最初はこう、厄年でも気にせずいこうと思っていたのですが、どうも小規模な嫌なことに数多く出くわすようになって、段々と心の余裕がなくなってきたので。
いつか行こう、本厄になったら行こう、後厄が終わるまでに行こう・・・と、先送りにしていたのですが、妻に勧められて早いうちに行こうと決めました。
※記事の中の画像は、旅先でお参りした神社です。今回の記事に出てくる神社とは、一切関係がありません。
お祓いの門前払い
とある土曜日、電車で10分ばかり行った神社に行きました。
前にお参りしたことがある神社で、御朱印もいただけたので、お祓いもしていただけるだろうと思ったのです。
神社からの景色が良く、駅から神社までにカフェやお店も並んでいて、雰囲気の良いところでした。
階段を上ってお参りし、社務所に行くと無人。お守りの授与所には人がいたので、お祓いをしてほしい旨、お願いをしました。
「予約はしてますか?」と、お姉さん。・・・え?
お祓いって基本的には、予約しないでもしていただけるものだと思っていたので驚きました。予約はしていません。そう伝えます。
事前に、その神社のホームページも調べたのですが、予約が必要とは書かれていませんでした。
予約していないとお受けできませんと言われ、こっちもわざわざ来たのだからと少し粘ってみたのですが、この日は予約でいっぱいで、どうしてもだめ、とのこと。
こじんまりしていて、参拝客が大勢来るような神社ではないので、忙しそうには見えなかったのですが、どうしてもだめなら、あきらめざるを得ません。
ちょっと納得がいかず、でしたが、仕方がないので帰ることにします。
で、帰りの電車の中で、ホームページに予約必要と書かれてないじゃん、と言うのを忘れたことに気づきました。
もう一度ホームページを見ると、やっぱり書いてない。まあ、言ったところで意味はなかったのでしょうけど。
で、メールフォームがあったので問い合わせてみようかと思ったのですが、画面がエラーになってしまいました。メールフォームも機能してない。
これが厄年の所業であろうか。
お祓いと仏滅
時間が空いたので、地元の小さな神社に電話してみました。予約なしでも受け付けてくださるとのこと。でも、この日は仏滅ですがいいですか? と言われ。
あれ、仏滅って関係あるんだっけ・・・詳しくないのでよく分からず。
もしかしたら、さっきの神社も仏滅が理由でお断りされたのかな? 混んでる、というのは方便で。よく分からなくなってきました。
次の日なら大安だからお日柄も良いですよ、と言われ、翌日に行くことにしました。予約は要らないけれど、来る時間の目安を教えてくれとのこと。
午前中に行こうと思い、そう伝えて電話を切りました。
お祓いと貸切
次の日、自転車で神社に行き、社務所で名前を告げて初穂料を納めました。靴を抜いて本殿に上がるように言われます。いたのは自分ひとり。
先ほどの方が正装をまとってやってきました。奥のオーディオプレイヤーのスイッチを入れ、雅楽が流れます。
お祓いは粛々と始まり、そして終わり、2種類のお守りと冊子と、大きなお札をいただきました。
毎年その神社には初詣に行くのですが、お正月にいただいた厄除けのお守りと同じお守りでした。まあ、2つあっても困るものではないですが。
地元の小さな神社で、ひとりで受けるのは少し寂しい感じもありましたが、貸切のような感じでもあって、得した気持ちにもなれたのでした。
お祓いとその後
その後、気の持ちようなのかもしれませんが、続けざまに発生していた「小規模な困りごと」に出会う回数が減ったように感じました。
単純なもので、お祓いに行って良かったなと素直に思います。困った時の神頼み。
御朱印帳を片手に、自宅近辺や通勤経路上、職場近辺の神社に時々お参りしています。厄年期間に入っても日常のお参りはしていましたが、それでも厄を感じていました。
ということは、厄というのはパワーが強いのか、普段のお参りではなく、こうしてしっかりお祓いをしていただいた方が良いのかもしれません。
ただ、あくまでお祓いをしていただいただけで、自分の中での課題は今もずしんと、頭の中を支配しています。
楽になりたいと思いつつ、課題のない人生なんてないだろうなとも思います。