プロビンチャ、という言葉があります。
プロビンチャーレ(イタリア語: Provinciare)は、イタリア語で、規模が小さい地方都市のスポーツクラブを差す用語。日本ではプロビンチャという表記もよく使われる。
一般にはサッカーの用語で使用されており、予算規模の大きく、都市部に本拠地を置き、各国代表級の選手が多数所属するチーム・「ビッグクラブ」の対義語として使われている。
主に、中小規模の市区町村に本拠地を置き、球団経営の予算規模や協賛スポンサー収入が少ないクラブをこう呼んでいる。
この説明の通りなのですが、自分も、ブログを「プロビンチャ」のように続けていくことになりそうだな、と思っています。
なんてことを今日書くのですが、いわゆる「ブログを続けること」に関する記事で、サッカーに関する記事ではありません。
3年半が過ぎ
2016年の夏に、はてなブログを始めてはや3年半。隙間の時間に文章を書いてブログに公開する、というパターンが習慣になって久しいです。
(今お読みいただいているこのブログは2018年の開設なので1年そこそこなのですが、自分の本館ブログ「静かな温泉旅のブログ」が、開設後3年半なのです。)
それだけ長くやれば、もし実力のあるブロガーさんだったら、ブログへのアクセス数が多くなっていることでしょう。
そうして、広告やアフィリエイトでブログから収入を得られたり、他のメディアに文章を寄稿できたり、本を出版したり、という人が多く出てくるのかな、と。
一方で、自分は3年半続けていますが、あいにくそのレベルには到達しておらず。
3年半の間に、ブログから離れていった人も多いのですが、自分は今もこうして、はてなブログの一角でひっそりとブログを書いています。
ビッグクラブとプロビンチャ
一方で、今回のキーワード「プロビンチャ」。この言葉の反対語が「ビッグクラブ」になるのでしょうか。
サッカー界における「ビッグクラブ」というのは、都市部に本拠を構えて、大企業がバックアップしていて資金力が豊富なクラブのことを言うようです。
一方で「プロビンチャ」と呼ばれるクラブは資金力は少ない。人口の少ない地方をホームタウンにしていることが多いですね。
そんな風に、リソースの面で差の大きな両者が、同じリーグで相まみえるわけなので、プロビンチャ側は生き残るために、創意工夫が大切です。
いざ対戦してみると、絶対にビッグクラブが勝つ、というわけではないのが、面白いところなのだろうなと。
で、話をサイドチェンジのように変えまして・・・
ブログの中でも、ビッグクラブみたいなブログと、プロビンチャみないなブログがあります。
もちろん、ブログ同士で直接対決するわけではないので、他のブログさんとPVや実績で勝負するわけではないのですが。
ただ、自分と同じカテゴリのブログを運営されて、実績を出しているブロガーさんに比べたら、時間や経済力といったリソースは、見劣りする今の自分です。
少なくとも自分の意識としては、そう。
人は人、自分は自分なので、特にうらやましいとか、自分の現状を嘆いたりとかではないのですが、創意工夫は必要だな、と思います。
限られたリソースで結果を出し、続けていくためにはどうすればいいのか、無い知恵を絞って続けていきたいわけです。
ブログをプロビンチャ的に
ということで、今後も静かな温泉旅のブログを静かに続けていくのですが、多くの旅行ブロガーさんとは違って、
- 飛行機や新幹線で遠くに行くことはできません。(新幹線は近距離でちょっとだけ利用しますが・・・)
- 高級な宿に泊まることはできません。飾らない感じが居心地のいい、中小の宿に泊まっています。
- 行くのが大変な山奥の秘湯に、時間をかけて行くことができません。交通の便が良く、安近短で行けるところ。
時間と予算、というのは制約でもありますが、自分の中では普通の前提条件。
これをベースに、行きたいところを探して旅して、それを日常の合間に文章にする。というスタイルで続けていっています。
リソースのないところが、プロビンチャ的ではあるな、と。
どうやって個性を出して続けていくのか。というのをちょっと念頭に置きつつやっていきたいのですね。
プロビンチャと呼ばれるサッカークラブには、根強いファンの方がいます。
自分のブログも、検索でふらっと訪れてくださる方もいれば、読者登録やTwitterのフォローで定期的にご覧くださっている方も。
皆さんの存在が励みになっています。
続けていったその先に何が見えるのかはちょっと分からないのですが、続けることを楽しみに、これからも進めていきます。
浮き沈みもあるかもしれませんが、創意工夫もいろいろ凝らしつつ、しぶとくいきたいですね。
というわけで、
今となっては日常の中に「ブログを書くこと」が溶け込んでいて、楽しみつつ続けています。
時間も予算も、リソースが少ないのは事実なのですが、続けていると時々、意外なところから反応があったりするのが嬉しいのです。
それはもしかしたら、プロビンチャと呼ばれるクラブを応援する人が競技場で目にする、試合に勝った時の喜びとちょっと似ているのかも、と、勝手に思っています。
という、地方で頑張るプロビンチャのように自分も・・・と、チラシの裏的に書いてみました。
世の中でブログをやられている方、皆さんどんな立ち位置で、どんな思いで続けているのでしょうか、ちょっと興味がありますね。
それでは、またいずれ。